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2007年7月 3日 (火)

映画「300」と「歴史」パート2-映画ネタバレあり

続きです。

「使者と井戸の話」
クセルクセス王は土と水をペルシア王に献じることによって屈服するよう求める使節を、アテネとスパルタを『除く』ギリシア諸国に出してます。
クセルクセスがスパルタに対して、水と土を求める使者を送らなかったのは、ペルシアの前王ダレイオスが同じ内容の使者を送ったとき、スパルタ人が使者を「そこから水と土を持っていけ」と井戸に落として殺害したため。
(アテネ人も使者を処刑坑に突き落とした)

さすがに使者をぶち殺すという野蛮な行為には使者の神様が怒ったらしく、その事件の後、占いでろくな結果が出なかったため、スパルタから二人の名門出の青年が、遥々ペルシアへと詫びに出されました。

青年2人は旅の途中、ペルシアの軍司令官ヒュダルネスから宴のもてなしを受けます。
その席でヒュダルネスが、
「何故スパルタはペルシアと友好を結ばないのか?私の地位を見れば明らかなように、ペルシア王は優秀な人材を重用する方なので、王に従えばギリシアを支配する事もできる」
と訊ねると、二人は
「あなたは奴隷であることがどういうことかはご存知だが、自由が快いものかどうかを身をもって体験していない。
一度自由を味わったら、自由のためには槍だけではない、手斧を持って戦えとわれらにお勧めになるに違いない」
と答えます。

さて二人がスサ(ペルシアの都)に着き、クセルクセス王に謁見を求めました。
警護兵が二人に土下座を強要したとき、二人は
「我が国には人間に拝礼する慣習はなく、自分達はそのために来たのではない」
と拒絶し、クセルクセス王に使者殺害の償いをしに来たと伝えました。
王は度量の広さを示して、自分は(使者殺害という国際間の慣習を破った)スパルタ人と同じ事はしないと言い、二人は無事スパルタへ帰国することができました。

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